犬を日本に連れて帰るには

最近、日本の犬の輸出入に関する決まりが変わったんですよね。
具体的にどう変わったかというと、


昔:予防接種などの必要条件を満たした犬でも、最低で2週間空港に拘留


今:必要条件(検査)が厳しくなった代わりに、当日中に犬を連れて帰ることが出来る


検査の流れ
マイクロチップを装着する
②1回目の狂犬病予防注射をする
③2回目の狂犬病予防注射をする(1回目の注射から30日以上経過していること)
④血液を採取し、国指定の検査機関へ送付する
⑤検査結果が良好ならばOK
⑥血液採取の日付から180日経てば出国許可が下りる
⑦出国2日前に健康診断をする


簡単に言うとこんな感じです。
(犬本人が係わる事項だけでこれだけです。しなければならないこととして、他にも書類準備や到着空港への連絡などがあるのでご注意を!)
当然、犬にかかる負担はぐっと少なくなったので、私たちも大喜びです。
そのための苦労なら、ちょっとぐらいは我慢我慢…。

今日は、③の2回目の狂犬病予防接種に行ってきました。
かかりつけの獣医さんは英語が話せるのですが、今日は残念なことに非番。
他の先生方はみんなイタリア語オンリーです。
頑張って話してはみたものの、私のつたないイタリア語で、通じにくい話がますます通じにくく…。
そして、「短期間に2回注射を打つ」ということについて、猛反対されてしまいました。
獣「犬の体に負担がかかるからやめとけって日本の担当者に言えば?」
私「私もそう思うけど、それが決まりなんだよー」
獣「この注射は1年間有効だって君は分かってるのかい?する必要ないよ」
私「分かってるけど、2回しないと日本に帰れないの!」
…以下、30分ほど堂々巡り。
分かるよ、ユンの体を心配してくれる優しさも、イタリア語の通じない小娘に何とか理解してもらおうという心意気もとても嬉しい。
でもね、私の一存で決められないんすよ!!そんなこと!!
結局押し切って何とか注射してもらえましたが、相手も私もぐったり。
この後、一番めんどくさそうな④の手続きが待っているのがオソロシイ…。
イタリアって、大体荷物自体が届かないことがけっこうあるのに…送付って。。
というわけで、もし可能なら直接検査機関で血液を採取してもらえないか、検査機関にメールを出してみました。
…このメールに返信が来るかどうか自体、五分の確率だけどね!
ユンと無事に再び日本の大地を踏むまで、めげずに頑張るぞ〜♪